心理カウンセラーになるのに資格は必要?

最終更新日:2020年6月6日

Journey to Happiness
〜本質で幸せになるために〜

EY mental Lab 代表の結城恵美です。

本日はお問い合わせいただいた質問にお答えてしていきます。

心理カウンセラーになるのに資格は必要?

【目次】
●ご質問
●結論
●資格があるメリット・デメリット
●資格がないメリット・デメリット
●結局カウンセラーに資格は必ず必要か?
●クライアントさんは何を見ているのか?

【ご質問】
心理カウンセラーになりたいと思っています。
よく耳にする心理系の資格だと
「臨床心理士」
「公認心理師」
などがありますが、
カウンセラーになるのに「資格」は必ず必要なのでしょうか?

【結論】
資格はあってもなくても心理カウンセラーにはなれます。
ただ、資格の有無によってメリット・デメリットがあったり、
働き方に違いが出てきます。
この後詳しく説明してきます。

【資格があるメリット・デメリット】
まず、カウンセラーの資格に関して
思い当たるものが皆さんも
いくつかあると思いますが、
代表的なものだと「臨床心理士」があります。

大学院までいく必要があったりするので、
資格取得するのにすごく苦労されたりして、
心理カウンセラーの資格の中ではNo.1の資格
みたいな捉え方になると思います。

また最近できたのは、
「公認心理師」です。

他にも、
「産業カウンセラー」
「スクールカウンセラー」
「精神保健福祉士」
などがあります。

資格があることのメリットは
形式的な「信頼付与」ができるというところです。

病院やクリニックなどで
「カウンセラーです」
と名乗っておられる方は
ほぼ「臨床心理士」さんになっているはずです。

ですから、
資格が無い方が
「自分は実績を出している」と言っても
病院で働いたり、
サラリーマン的な給料の取り方ができるかって言ったら

“NO”

ということになるでしょう。

資格があると
信頼されていろんな所で
勤められる可能性が高まります。

例えばいろんなところに名刺を出して
「私、心理カウンセラーの◯◯です」
と言った時に資格があれば

「この人はこういう資格を持っておられる」
「ちゃんとした方なのかな」

というような見方をされるので
この「信頼付与」というのが一番のメリットになります。

逆にデメリットとなると
所属しているカウンセラーの団体などによると思いますが

「自由度」は少なくなります

「こういう働き方をしたい」というのがあっても
なかなか難しいかもしれません。

例えば
今コロナでリモートワークが
普通になってきている中で
「カウンセリングをリモートでしたい」と思っても
お医者さんの権限の方が強くなりますので、
勝手に担当の患者さんを
カウンセリングしていいかって言ったら

“NO”

ということになります。

あとは他のデメリットとしては
「価格の問題」があります。

カウンセリング料金には
ある程度「相場観」があるでしょうし
保険適用うんぬんといった問題も出てきたりするので
仕事として「ハッピーマネー循環」を起こす時に
「自由に自分で価格付けができない」
というのがデメリットになります。

以上が資格がある場合のメリット・デメリットです。

【資格がないメリット・デメリット】
先ほど言ったことの裏返しになるかと思います。

資格がない心理カウンセラーさんは
「勝手に名乗っているだけ」です。

カウンセラーというのは
医者とか弁護士とか会計士さんみたいに
「資格を持っていないとその業務ができません」
という風に法的に縛られている業界ではないので
勝手に名乗ることができます。

ですから「自由度」が高いです。

「今日から私はカウンセラーなんです」
って言っても良いし、
開業届を出して
名刺を作って勝手に配ることもできます。

「私はカウンセラーなので見てあげますよ」
ということができ、
そういう自由度はあります。

他のメリットも「自由」というのが
キーワードになります。

例えば
「働く時間」です。

「午前中はちょっと働きたくないな」
と思ったら
「午前中は仕事をしない」
といった働き方ができます。

後は
「価格付けの問題」です。

「自分は圧倒的に力のあるカウンセラーなんだ」
と思っているのであれば
価格をすごく高くすることもできます。

デメリットとしては、
有資格者の方の反対で
資格がないということで
形式的になかなか信頼されない

「信頼付与が難しい」

ということです。

勝手に名乗ってるだけの私たちですので
ビジネスコンサルの方とよく似ています。

「ビジネスのコンサルティングできます」
って言った時に
「なんか胡散臭いな」
みたいに思われたりすることがあるのと同じで
「資格がない」ことで
なかなか信頼してもらえなかったりします。

例えば学校などの公的なところに入り込むのは
もしかしたら難しいかもしれないです。

なので
資格がないのであれば
「必ず結果を出せるかどうか」
っていうところが重要になってきます。

結果も出せないのにただ
「カウンセラーです」って名乗っていても
仕事としては成立しません。

かなり実力をつけていかなければなりません。

それはデメリットというわけではないのかもしれませんが
いずれにせよ日々の鍛錬」は必要になってきます。

以上が資格がない場合のメリット、デメリットです。

【結局カウンセラーに資格は必ず必要か?】

結論は「どっちでもいい」ということになります。

法律的に心理カウンセラーは
「必ずこの資格を取らなければ仕事をしてはいけません」
という時代が来るまでは
「どっちでもいいですよ」という答えになります。

資格があってもなくてもどちらも
メリット、デメリットがありますので。

ちなみに資格を取るということは
「勉強する」っていうことになるので
そこはすごく重要なことです。

カウンセラーの在り方として
日々、「自分の知識やスキルを高めていくんだ」
という在り方が私は素敵だと思います。

また、
アカデミックにカウンセリングの歴史とかもわかっていると
いろいろな問題に対応しやすいこともありますし、
「歴史から学ぶ」こともすごく大事なことなので
資格をお取りになるということはすごく素晴らしいと思います。

私の場合は
基本的に無資格でカウンセラーをやらせていただいていますが
ビジネスとして成立していますし
今は “EY mental Lab”の代表をしたり
心理カウンセラーの養成も行っています。

私は依存症やうつ病からの回復者ですので
自分の経験で十分持っていけるところがありますし
「必ず結果が出せる」という自信があります。

先ほど資格の有無は「どっちでもいい」と言いましたが
私が全然専門的なことをまったく何も
学んでこなかったわけではありません。

いろいろな心理学やコーチング、NLPなども学びに行きました。
たくさん学んできたことや自分のクライアント時代の経験から
総合的に「これは結果が出せそうだ」「出せなさそうだ」というのが
自分の中で体感でわかっています。

なのでこういった方は私のように資格がなくても
十分カウンセラーを仕事として
成立させることはできると思っています。

資格を持っていても持っていなくても
クライアントさんが
より良くなっていけるようにする努力は必ず必要で
カウンセラー自身が力をつけていくのが一番重要です。

【クライアントさんは何を見ているのか】
最後に1つ大事なことを皆さんにお伝えします。

「クライアントさんが何を見てるか」って言ったら
「結果」だけしか見ていません。

「うつ病を治せるんですか?」
「依存症を治せるんですか?」
「この夫婦問題をどうにかしてくれるんですか?」
「子供の引きこもりを解決してくれるんですか?」
「子供の問題行動をどうにかしてくれるんですか?」

実際クライアントさんは
「どうにかしてくれるんだったら誰でもいい」
という心境でご相談に来られることが多いです。

有資格者かどうかっていうのは
実はクライアントさん本人にとっては
「全くどうでもいい」ことです。

私自身も自分がクライアントの時は
「結果が出れば誰でもいい」と思っていました。

若い時からたくさんカウンセリングを受けてきて、
いろんなカウンセラーの方にお世話になって
今こうやって元気にならせていただいていますが、
その中には有資格のカウンセラーさんもいらっしゃいましたし
民間の学校などで学ばれた方もいらっしゃいました。

なので資格を取得するのかどうかは
「ご自身がどっちの方が仕事がやりやすいのか」
「どんな働き方をしたいのか」
を考えて決めるといいと思います。

小慣れたクライアントさんであれば
「カウンセラーの力量」っていうのも
見極められるようになってきます。

なので大事なことは
カウンセラー自身が力をつけること
何よりも大事ということです。

今日は以上で終わりになります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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